はい、タイトル通り、私は当初まさしくそう思いました。
世間一般で離婚の話は良く聞くし、ましてやここはアメリカ。
結婚の半数が離婚に終わるといわれているので
離婚話は珍しい事じゃありません。

日常茶判事!とまでは言いませんが
当人じゃなくても自分の親やきょうだいが離婚したとか
親戚まで含めたら身内には必ず離婚者はいるような感じ。
お友達も同僚もご近所も、子供のクラスメイトの家族も
そんな感じです。

だけど、それでも私は自分が離婚の当事者になるわけが無かったのです。
そういう思い込みが体中に染みついていました。
英語では離婚をDivorceと言いますが、夫とどんなに喧嘩をしても
「D」の一文字もお互いに口にしたことはありませんでした。

なので、突然夫に離婚したいといわれた時の気持ちは今でも
表現できないくらいの人生初の衝撃でした。
まさしく青天の霹靂

その瞬間から私の人生は真っ逆さまに転がり落ちるのです。
その当時はそう思って疑いませんでした。

最愛のものを失うショックから立ち直るまでの経緯

1968年発表されたあるアメリカの精神科医の論文によると、
人が生涯で経験する最も辛い経験の順位は以下の順だそうで、離婚は第2位とのこと。

1.配偶者の死
2.離婚
3.夫婦の別居
4.刑務所への収容
5.近親者の死亡

グリーフ(Grief)とは「悲観・深い悲しみ」という意味で
人は愛する人を失ったときに、深い悲しみや孤独感など、
失った人に対する様々な感情や肉体的な反応を経験します。

アメリカのある精神科医の発表によると、
通常、人はその精神的・肉体的ショックから回復するまで
主に以下の5つのステップを経緯するといわれています。

否定
愛する人を失うと分かると「これは現実じゃない!」と思う。
あまりにも精神的なショックが大きいと
身体の防御反応で逆に何にも感じないこともあります。

怒り
時間が少し経ち現実味がでてくると、心の痛みが現れます。
イライラしたり呆然とすることも。
そうした感情はいずれ怒りの感情に変わります。
その怒りの矛先が周りの人や物事に向くことも。
失った愛する人に対して「なんで私を独りにするのよ!」
という怒りの感情も自然なことです。

気持ち上の交渉
この段階になると、その「喪失」をなぜ、どうして
防げなかったかとくよくよ考えます。
良くあるのは「あの時ああしていれば・・・」とか
「もしこうだったら・・・」といった考え。

落ち込み、鬱
悲しみの感情が出てき、その愛する人を失った事実や、今後
自分の人生がどうなるかを理解し出す。
感情に圧倒されたり、後悔したり、孤独に感じたりする。

受け入れ
この最終段階になると、事実は変わらないという現実を受け止める。
当然悲しむ気持ちはまだあるが、人生を歩きだすことが可能となる。

まとめ

これは実際に経験したことがないとなかなか理解出来ないかもしれません。
私は今回離婚のショックが人生初のグリーフ経験でした。
特に私は昔から感情がほぼ安定しているのですが、こればっかりは
涙が止まらなくなったり、夜寝られない日が続いたり、胸の痛みが常にあったり、
相手に対して怒りの感情が溢れ出たり、落ち込んだりと、
それはもうまるで感情のローラーコースターに乗ったかのよう。

それでも今はこうして冷静に考え、ほぼ通常通りに
日常生活を送れるようになりました。

回復力は人それぞれですし、どれだけ時間が掛かっても良いのです。
大事なのは自分の心のケアですから。