国際結婚をするってことは私は日本人じゃなくなるの?と思いますよね。
さいしょに言いますと、国際結婚=日本人じゃなくなる、ではありませんので。(笑)

日本は二重国籍を認めていないので、他国の国籍を取得するならば日本国籍は捨てることになります。
日本国籍をキープしつつ、外国の永住権を取得して住むというケースが主流だと思いますが
個人的な考えや事情で日本国籍を捨てて他国の国籍を取得する人もいます。

結婚のために国籍変更が必要ということではないので、永住後、年月をかけて、自分と家族の将来を見据えて検討するのが良いでしょう。

私が日本国籍をキープしておく理由

  1. 子供が生まれたらアメリカ国籍だけでなく日本国籍も取得させて、将来の選択肢を増やしてあげたいから。
  2. 子供はアメリカ生まれなのでアメリカ国籍を持ち、私が日本国籍なので、日本国籍も持っています(二重国籍)
    22歳になるまでにいずれかの国籍を選択することになります。

  3. 長い人生、いつ何が起こるか分からないので、自分がいつでも日本に戻れるように。
  4. 結婚当初はアメリカに永住する覚悟でしたが、夫と死別や離婚になった場合は私は日本に帰国する可能性大でした。
    ですので日本の戸籍はもちろん、年金も継続加入し、銀行口座も残してあります。

  5. アメリカ市民になるメリットが今のところ見つからない
  6. 選挙権がある、職業選択の自由、くらいしかありません。下記更に書いています。

アメリカでアメリカ市民じゃないと困ること

アメリカに移住してかれこれ15年経ちますが、今まで永住権だけで困ったことはまずありません。
滞在期間に制限は無く、普通に生活を送り、就職し、税金を納め、公的なサービスを受けています。
ですが、あえて問題点を挙げるとしたら・・・

  • グリーンカードの更新
  • 唯一面倒なことはグリーンカードの更新手続きがあるということで、さいしょは2年目に、それ以降は10年毎の更新なので、苦になることはありません。
    が、更新手続きをうっかり忘れてしまい、気付いたのが日本に行く直前だったので、泣く泣く飛行機チケットを変更し旅行を延期したという苦い経験はあります。(泣)

  • 就ける職業の制限
  • アメリカ市民じゃないと国家の安全に関わる特定のアメリカ政府機関の職に着けません。
    私自身、今の仕事に役立つ国家資格である通関士の資格を取得したかったのですが、アメリカ市民であることが条件の一つだったのであきらめざるを得ませんでした。「アメリカの国家安全にかかわる職」ということなのでしょう。

  • 選挙権が無い
  • アメリカで生活している以上、行政に意見が色々あっても選挙権が無いと、意見を言う権利が無いのが残念です。

    これら3つの問題は、私にとって日本国籍を捨ててアメリカ市民になるほどの問題ではありませんでした。

    こちらで私の知っている国際結婚した人たちの中で、アメリカ市民になった方が一人います。
    国際結婚でアメリカ在住30年以上の方で、アメリカ人のご主人が亡くなった時、遺産相続でアメリカ市民ではないと税金を多く取られるからということで、ご高齢になって市民権を取得されていました。
    ですが、それももっと良く調べてみると、アメリカ市民ではなく永住権しかない外国人でも税対策は出来るそうです。

    日本国籍の良いところ

    日本国籍がいかに優れているか!を改めて知る上で頭に入れておくといい情報を。

    世界の国籍や市民権取得、移民法に関するアドバイザーとして名だたるHenley & Partners社が発表した2018年世界の強力なパスポート・ランキングは以下の通り。(指標:ビザなしで行ける国数)

    1. ドイツ (177)
    2. シンガポール (176)
    3. デンマーク、フィンランド、フランス、イタリア、日本、ノルウェー、スウェーデン、イギリス (175)
    4. オーストリア、ベルギー、ルクセンブルク、オランダ、スペイン、スイス (174)
    5. アイルランド、韓国、ポルトガル、アメリカ (173)
    6. カナダ (172)
    7. オーストラリア、ギリシャ、ニュージーランド (171)
    8. チェコ、アイスランド (170)
    9. マルタ (169)
    10. ハンガリー (168)
    11. リヒテンシュタイン、スロバキア、スロベニア (167)
    12. ラトビア、リトアニア、マレーシア (166)
    13. エストニア (165)
    14. ポーランド (163)
    15. モナコ (162)

    (余談ですが、最下位はパキスタン、シリア、イラク、アフガニスタン)

    国籍を変更する人というのは通常、自国の不安定な情勢や経済力が背景にあり、安全・経済的理由で上位国の国籍を取得するというのが世界の流れのようです。
    アメリカの企業に勤めていると、同僚の中には母国籍とアメリカ国籍を持つ二重国籍者は沢山いますよ。

    私は現に国際離婚に至ってしまったので、ますます日本国籍を残しておいてよかったと思うのでした。(苦笑)