
アメリカで国際結婚生活。英語力はどのくらい必要なのか?
心構え
これからアメリカへ移住して生活をすることになった私。だけど私の英語力で大丈夫なんだろうか?と不安に思っているかもしれませんね。確かに旅行で訪れるのとは訳が違って、海外移住となると現地語はある程度話せないと自分の世界が狭まってしまいます。
私が住む地域には日本人が多く住んでいます。留学生やご主人の海外赴任で来られた主婦の方、留学後にそのままアメリカに残り社会人になった人や国際結婚組、もともとアメリカ育ちの人、と実にさまざまな日本人が本当に多く住んでいます。
この15年の間に出会った方たちを見て分かったこと。もともとアメリカで育った人を除いて、自分の意志でアメリカに来た人たちは当然英語を頑張って身に着けた人たちばかりなので、そういう人たちは英語力不足で悩んでいる人は少なく、仮にいたとしても、数年も経てば上達していつの間にか問題解決しています。
一方で、駐在員妻の方たちは、中にはアメリカ生活をエンジョイして語学力を磨く人もいますが、日本人の輪の中だけで生活を送り、いずれ日本に帰国するからという感じではなから英語を諦めている人たちも多くいます。
では結婚相手がたまたまアメリカ人で、彼のためにアメリカ移住した場合。彼との会話は英語だから当然アメリカへ行ったって問題ないと思われるかもしれませんが、実はそうでもなくて、不思議なことに他のアメリカ人と話すのに抵抗あるけど彼との会話だけ大丈夫っていうケースも割と多いんですよ。
何故かというと、アメリカ人の彼は自分の下手な英語の発音や言い回しを普段から聞いているので、あなたが言っていることを理解し易く、あなたも彼には安心してブロークンな英語でもなんでも言えちゃうんですよね。反対にあなた自身も彼の話す英語だったら普段から聞きなれているので理解できるんです。
ですので、彼の母国アメリカへ移住した場合、周りのアメリカ人の言ってることを聞き間違えたり、自分の英語が通じなかったりして、愕然とするパターンは結構多いのです。もともとアメリカへ自力で留学するような頑張り屋さんとは意気込みが違うので、言葉の壁を乗り越えるだけの気力が足りないかもしれません。
凹みそうな自分を奮い立たせて、本来目指していた幸せなアメリカでの結婚生活をしっかり思い出して、英語が問題ないくらいのレベルになるまで頑張る強い決心をすることはとても大切。
集中的にさいしょの一年間まず頑張ってみて下さい。一年後には、英語に対する抵抗が無くなっていることでしょう。本当の意味で英語をブラッシュアップするのは年月が掛かりますが、先ずはさいしょの一年目で英語に対する苦手意識を払しょくすることがカギです。
アメリカ生活で必要な英語力とは
では実際にどのくらい英語が出来ていないと生活できないのでしょうか?ここでは国際結婚でアメリカ永住ということを前提に書きますので、目指すことは、アメリカで自由に生活を送る自分の姿。ですね!何年先になるか分からなくても最終的にはどんな人でも自分が心地よく生活できるようになれますからあまり心配しないで下さいね。
途中でくじけて自分なんて英語は無理、と諦めることが無いように、努力をするポイントを知りましょう。先が長いので何も初めからものすごく意気込む必要はありません。
先ずは一人で外出して用事を足すのに困らない程度のコミュニケーション力。スーパーの買い物とかでも、レジの人は「How are you?」とか言ってくるし、「Do you need a bag?」とか聞いてくるので、そう言った一言二言返す言葉をいくつかパターンを覚えて言えるように。
言い間違えたって気にしないような図太さを身に着けることはとても大切です。アメリカは移民が多く、ヨーロッパ人もアジア人も下手な英語を平気で話して、間違っても「Oh, well. ま、いっか」って感じで全然恥じらってないので、日本人が恥ずかしがっても全く意味なしですよ!
単純に英会話というよりも、実はその地域の生活に慣れることで言葉の意味が分かるというもの。ふとしたやり取りの中には、良くその地域に住む人たちが好む話題が出てきます。例えば住んでいる所の周辺にある様々なエリアの名称とか、地元スポーツチームとか、気候とか、休暇で人気のエリアとか、レストランなどなど。そういった知識はやはり住んで1~2年しないと身に着きませんから、分からなければ別に気にしないで良いのです。
私も元夫に付き合って彼の友人たちと良く集まっていましたが、皆の話題がちんぷんかんぷんで、一人黙って聞いていた私はきっと大人しい日本人だなって思われてたことでしょう。それがホームシックになる原因でもあったわけですが、それも2~3年経ってくるとだいぶ地元情報も分かるようになり、気が付けば自然とそういう話題にもついて行けるようになり、それと比例してホームシックにも治っていきました。
本物の英語力を身に着ける場合
英語力が本当に必要だなと実感するのは、自分が学校に通う時や仕事に就く場合ですね。その場合はもう本当にしっかり学ぶ必要があります。専門内容によって使う英語は全然違うので、それはきちんと学習をして専門分野の知識を英語で深めていくことが必要です。
私は大学生時代に一年間カンザス州の4年制大学へ留学しましたが、一般教養の授業がとても辛かったのを覚えています。例えば「アメリカの歴史」なんてもともと知識がないだけに言葉を聞いたってチンプンカンプン。あまりにテストの成績が悪くて教授に呼び出されて特別授業を受けさせられました。よくあれで学期末に単位をもらえたと思います。。(汗)
仕事に関しては、結婚後に日系企業で庶務的な仕事に就いたのですが、その業界の言い回しなどに慣れるのに半年は掛かりました。
いずれもどっぷりその世界に漬かって英語力プラス、専門知識を付ける必要があります。
こちらも合わせてご覧ください⇒国際結婚は自立が大事!必要な語学力(英語力)
友達付き合い
家族や友人を日本に残して遠くアメリカへ移住してくると、やはりはじめのうちは新しい知り合いを増やそうと思うか、もしくは気後れして家に閉じこもってしまう場合も。確かに一人でいると気が楽ではありますが、無理のない範囲で外に出るようにしましょう!
ですがお友達がたくさんいる必要はありませんし、自分が心地よい関係が持てる人がいればラッキーですし、直ぐにそんな人が見つからなくても全く焦る必要はありません。特に英語で話さなくてはならないと慣れるまで大変ですから、自分と同じように英語が第二言語の人と付き合うのも良いですし、年の離れた人と付き合うのも良い事です。
その地域に住む間に自分の状況に合わせて自然と知り合いやお友達が出来てくるものなので、さいしょからガツガツいかずに気楽に行きましょう。
まとめ
いかがでしたか?アメリカへ移住することの不安要素の一つはやはり英語力ですよね。私も学生時代に留学して自信はあったのに、やはり本場のアメリカに来てアメリカ人の夫の世界に入るのは大変でした。さいしょの数年は。。
ですがどんなレベルからスタートしても、自分に無理せず普通に生活を送っていけば、少しずつ慣れてきていつの間にかアメリカ生活にも馴染んでいくものです。英語はあくまでコミュニケーションを取るための一つの手段と思って気楽に捉えましょう!
色々検索して辿り着きました。 留学後にそのまま「今になって思えば、何故か・・・」アメリカに住み着いて後悔する、シアトル郊外在住の中年です。
ブログポスト、とてもよく纏まっていますね!
こちらの大学卒なので、英語はそれなりに出来るのですが、今の職場はブルーカラーの人間が多く、独特な口語の英語や言い回しが大変です 笑 でも、外国人の自分にもほぼ全員がとてもフレンドリーです。 自分が日本で生まれ育った・・・と知ると、日本について知りたい!って人が結構居て、ラーメンだのアニメ(これは多いですね)、日本旅行(マジで計画している人も数人)、シアトルと言うオープンな場所柄かもしれないですが、トランプ支持者って本当に居るのか??って思うほどです。
私はもう47歳ですので、日本に帰ってもきっとコンビニ店員や3Kの仕事しかないでしょう。 現実的にはそれも無理かもしれないです。 実家はサラリーマン家庭でしたので、手伝える家業もありません。 老後は日本・・と思う事多々ありますが、その資金も目当てもありませんので、落ち込んでしまいます。
あ、すみません。 マイナスの方向に向いちゃいました。
お互い異国の地で頑張りましょう。
コメントありがとうございます!
私一人の限られた経験を通してですが、伝えたい事や少しでも人の助けになれるようなことがあればと思い、記事をポストしているのでお言葉とても嬉しいです。
シアトルはとても人気な土地ですよね!留学後からアメリカに住み続けられて今に至るのですね。そういう方は多いですよね。私が住むカリフォルニアもそうですが、やはり西海岸の中心地にいると確かにトランプ支持者って身近に居ませんが、少し離れた所には実はかなり多くいるのでそれがむしろ本当のアメリカの姿なのかとも感じます。
先のことを考えると不安になる気持ちは私もよく分かりますし、移住組は多かれ少なかれ皆さん感じていることですよね。今のいる場所でベストを尽くしていたらきっといい方向へ進むと信じて邁進しましょうね!
同じアメリカで頑張っている方とお話が出来て私も勇気が出ました。お互いに体に気を付けて頑張りましょう。