国際結婚ということは夫婦のどちらかが母国から遠く離れて暮らすことになるのが通常ですが
女性が男性の住む国に移り住む場合が多いようです。

外国への永住は様々な悩みがつきもの。
学生時代に留学経験がある国だったり、その国の言語や文化に慣れ親しんでいる人は永住のハードルは低くなりますが
それでも期間限定の留学や就業には無い悩みがあるものです。

私は大学3年次に一年間アメリカのカンザス州に交換留学をしたのですが、行ったところは人口1万人というとても小さな田舎町でした。
そこに住むアメリカ人たちは、アジア人なんて見たことも無いという感じでスーパーやレストランでジロジロ見られることも良くありました。

そういうアメリカ人は下手な英語というのを耳にしたことがないのでこちらの一所懸命話すブロークンな英語をなかなか聞き取ってもらえず簡単な買い物すらストレスでした。

私は日本の大学で英文科専攻だったし、英会話は習い事で幼いころからやっていたので英語には自信があるつもりだったのですが留学先のルームメートにHow are you?(元気?)の一言が聞き取ってもらえなかったショックは未だに忘れません!

それでも自分としては留学期間が一年間限定だったので気持ちの上でもがむしゃらに頑張りやる気満々でした。
しかもそこでかいた恥はそこに置いてこれますので、気が楽でした。

これは日本に帰国することが分かっていたからです。
迷うことなく頑張ることだけに集中するエネルギーが出てきました。

でも、永住となると話は全く違ってきます。

海外永住の最大の悩みは「自分の家族や友達になかなか会えない」ではないでしょうか。
それは高額な旅費と移動に長時間かかる問題があるからです。
これは、遠い外国へ永住することによる受け入れなくてはならない現実、です。

国際結婚をする時にちゃんと理解したつもりでも永住後しばらく経つと思ったよりも辛い、となるのは普通ですし決してそう思うあなたが悪いわけではありません。
そういう事って、人生大きな賭けに出たら起こり得るものじゃないでしょうか。

ですから、私はその根本の考え方を変えるのが悩みの唯一の克服術だと思います。

今の時代は電話とFAXしかなかった時代と比べて確実に遠隔の人とつながり易くなっています。
ですので実は、なかなか会えなくて寂しい!という気持ちは以下の4つを実行することでかなり軽減されます。

1.日本の家族・友人が遠くにいると思わない

今の時代は、電話、Eメール、ビデオチャット、LINEやメッセンジャー、SNSなどで人とのつながりはむしろバーチャルな世界で成り立っていると言えます。
日本国内で同じ街に住んでいても、遠い外国で住んでいても、連絡手段は同じ。
ただし、やはり遠方にいることで相手への連絡を遠慮してしまったり、なかなか連絡を取ろうという気にならないも事実。

ですが、心の距離を意識しましょう。
その人があなたにとって大切な人ならば、迷うことなく、こちらからマメに連絡を取ってつながっていましょう。
一言メッセージだけでも、些細な会話でもいいのです。
しつこいと迷惑になると思うなら、迷惑にならない頻度で連絡をすればいいのです。

あなたを支えてくれる家族・友人はどこにいようともあなたの味方です。
逆に、隣にいても心の距離が遠い相手もいますよね。
日本国内にいても、色んな事情でなかなか遠方にいる人に会いに行けないものですよね。

ようは気持ちの持ちようです。
こう考えられるのは、今の時代どこで生きて行く場合もとても大事なことです。

相手がこの世にいてくれるだけで有難いこと。
そのことに感謝をし、その気持ちをささやかな形で相手に示しましょう。

2.目の前にある生活を充実することに集中する

落ち込んでやる気が起きずぼーっとなることはあるでしょう。
一番ありがちなのが、ネットサーフィンばかりして一日中過ごすこと。
ホームシックになると特に日本のテレビ番組が恋しくなり、ネットで日本の動画を見放題!
そんな生活を続けていたらよけいに引きこもりが酷くなってしまいます。

ですので、新しい土地の住人として自立するための努力を淡々と行うのです。

旦那に頼らず(これ重要ポイント!)一人で基本的な生活が送れますか?
家事全般(掃除・洗濯・お料理)、買い物、公共の交通手段を使う、車を運転する、郵便局や銀行で用事を足す、図書館に行く。→それらが問題なしにできると旦那も安心します。
観光客気分で、無理のない範囲で色々と出かけると良いと思います。

とにかく必ず一日に一回は外出する用事を作って出かけましょう

その次のレベルは、現地コミュニティに少しずつ入っていくこと。
専業主婦なら、市民センターなどでやっている様々なクラス(アート、音楽、スポーツ、言語、お料理、etc.)を取ったり、現地語に自信がないならそれを学べる環境を見つけたり。
趣味で楽しめるものも良いですが、できたら自分を高められるものを見つけて努力をすることで人生の満足度が高まります。
目標意識をもって取り組むものが出来たら、生活に随分と張りが出ます。
スポーツジムで一人黙々と取り組むといったものではなく、人と接する形態のコミュニティを見つけましょう。

この時点でお友達を無理に作ろうとは気負わずに。
もちろん、気が合ってお友達になれる人が出来るのは良いことですが
この段階では人と会って軽く接するくらいで十分です。
夫に家で「今日こんなことがあったんだよ~」って楽しく話せたら最高ですよ。

3.現地で自分が役に立つことを見つける

これは上記の2点が出来た後で十分です。
いつ頃という目安は無く、永住後数年経ってからくらいに緩く考えましょう。

自分の居場所を見つけるためにはやはり、何かしら自分が
他人のためになっているという実感が必要ではないでしょうか。
分かりやすいのはボランティア活動ですが、敷居が高く感じてしまうのであればご近所の高齢者の簡単なお遣いをしてあげたり、知人の子供やペットの面倒を見てあげたり、夫の親せきが近くにいたら、何か出来ることが無いか聞いて手伝ってあげるなど。

就職してお給料をもらうというのも立派に自分が役に立つということですから自分の能力をいろんな形で生かして、是非、お仕事を見つけてください。

4.地域やネット上で同じ悩みを持つ人たちのコミュニティを見つける

単にお友達を作るだけではなく、自分と同じ悩みを持つグループがあれば参加しましょう。
様々な情報交換が出来たり、同じ悩みを持つ人たちの集まりは良い意味でストレス発散の場所となります。

まとめ

不慣れな土地に行くととても心細いですよね。
不安な気持ち、凹む気持ち、すごく良く分かります。
でも、さいしょはしんどくても重い腰を上げてちょっと無理してでも上記の事を意識して取り組みましょう。
気が付いたら自分の世界が回り出して、くよくよする暇もなくなりますよ!

私は現在アメリカのカリフォルニア州で日本人が多く住む地域に在住です。
移住してかれこれ15年。辛いことがありましたし今でも無いとは言えません。
ですが、ポジティブシンキングがいかに効果的かを学び、日々実践することで心身共に健康的でいられます。

是非一緒に頑張っていきましょう!