アメリカで離婚するのは大変

離婚の準備

国際結婚をしてアメリカ在住10年以上という日本人女性から、離婚が決まったけど何をどうしたらいいか分かりません、というご相談が多くなりました。離婚原因は様々にせよ、皆さん子供がいてこれからどうしようという状態なのです。

それまで経済的な事や生活のための様々な手続きは、アメリカ人の夫におんぶにだっこ状態で、ご自身は子育てに集中してきた場合。突然路頭に迷うイメージで恐怖心で精神的な負担は相当なもの。

しかも離婚となると、当事者の精神的ストレス度はピークになるので、アメリカ人夫はちょっとしたことでキレたり脅して来たり。日本人は愛情は無くなっても情があるとそこまで相手に感情をぶつけるような事が無いですが、こういう時のアメリカ人はものすごい攻撃的になり、それだけで日本人の私たちは精神的に疲弊してしまいます。

心のケアについては後ほど書きますが、その前にまずしっかりとこれからの新たな人生を元気に歩んでいくために、ちゃんとした離婚の準備を進めましょう!

離婚の手続きについて学ぶ

ご自身が住む州の離婚手続きについてウェブサイトで調べたり本を読んで学習すること。

Mediation(調停)離婚を検討する

必要以上に荒立てずになるべく平穏に離婚手続きを済ませる方法をMediationと言います。費用も少なく収まる方法なのでできるだけMediationを選びましょう。

財政面を整理する

今までご主人に財政面の管理をすべて任せてきていたら直ぐにでも関連書類のコピーを取ること。ご主人が財産を隠す可能性もあるので直ぐにでもやっておきましょう。自分だけの銀行口座とクレジットカードも作っておきます。

離婚協議はビジネスライクに進める

夫との協議内容のネゴはビジネスとして進めて感情を一切入れないこと。

精神的なサポート体制を作る

家族や友人のサポートを得たり、プロのカウンセラーを見つけましょう。

子供の世話に集中すること

離婚手続き中は心に余裕など持てませんが、子供に集中して、子供の前では決してご主人について悪口を言わないこと。

善徳の心を忘れないこと

どんな時も善徳の心を持ち続けること。何もかも投げやりになってしまったり、元夫に対する怒りの感情のせいで変な行動を取らないように。そんなくだらない人間のことなど考えるのも無駄。冷静な心を保てるように。

物事を大きくとらえる事

小さいことにこだわらず、物事を大きく考えること。今はこれからの生活の事を考えてお先真っ暗だったり、山のように心配事があって不安に押しつぶされそうになったり、夫に酷いことを言われて傷ついたりすると思います。目の前のことで頭がいっぱいになっても仕方がないけれど、自分をもっと遠くから客観的に見るようにして、自分の人生にとって何が大切かをなるべく大きくとらえましょう。

子供がいるからこそ離婚は難しい

離婚で何が一番つらいって、子供がいる場合ですよね。仮に子供がいなかったら、離婚は悲しいかもしれないけど自分さえ立ち直ればあと腐れなく、さっさと次の人生に進んで歩めます。

けれども子供がいたら、何よりも子供の精神状態が心配だし、経済面で自分が子供を支える大変さや、元夫とは共同親権で育てる場合に何かと難題が多くなります。子供を作ってしまったら最後、元夫との縁を完全に切ることはできません。そもそも相手が嫌になって離婚するというのに。

ですが、親として子供の幸せを最大限にするために、元夫と協力して子育てをしていく責任を果たすしかないのです。

私は愛を持ってはっきりお伝えしますね。

「腹をくくりましょう!」

女性は腹をくくったらものすごい強いんだと、ある大女優さんが雑誌の記事に書いていました。今あなたは人生最大の危機に直面しました。どうしよう~、どうしてこんなことになっちゃったんだろう、何年も連れ添ったのに夫はなんてひどい仕打ちをするんだろう、子供たちのことが心配でどうしようー、きゃー!ってなりますよね。

すっごくx100、分かりますよ!!そのお気持ち全て!!

でも今最優先にやるべきことは、とにかく今後の生活をどうするかです。降ってきた不幸の被害を最小限にするために、頭を切り替えてやるべきことを進めましょう。出来れば頼れる友人にサポートしてもらってもいいし、ネットで調べまくって一歩でも前進しましょう。

離婚のHow to本はAmazonで調べたらたくさんありますし、図書館でも本屋に行ってもたくさんあります。

やはり初期的なことを聞くだけでも弁護士は見つけておくことは大事だと思います。弁護士をどう探していい変わらなければ、とりあえずYelpで探して何人か当たってみましょう。知人に相談して紹介してもらったり探してもらうのも良いと思います。知人ご本人じゃなくても、そのご主人とか家族メンバーのツテで知ってるケースもあります。

子供がいたり、不動産やリタイアメントがある場合は、離婚専門の会計士Divorce Financial Analystというのを利用することをお勧めします。あなた自身のこれからの生活の為にベストなシナリオを作ってくれますから。私の場合は、元夫はお金の管理は得意だったのですが逆に彼の言いなりになるところだったのを、会計士を雇ったおかげで、資産の分け方、Child SupportやAlimony額をはっきりしてもらえ、私自身の漠然とした不安から解放されました。弁護士はあくまで法律の専門家でお金の専門家ではありませんから別々に考えましょう。

こちらの記事も参考にして下さいね⇒アメリカで国際結婚して離婚。。面倒くさい手続きを乗り越えた私

 

離婚のストレスとどう戦う?心のケアもとても大事

離婚は人が生涯で最も辛い経験とも言われます。離婚のストレスレベルは、伴侶を亡くした時のストレスの次に高いというデータもあるそうです。

ストレスは決して放っておけません。長期化するとうつを発病して、なかなか治すことが大変になってしまいます。そうなる前に、とにかく自分の気持ちを押し殺さず、自分の今ある感情を認めてあげて、上手に上手に発散しましょう。

私の体験談

私も元夫が「離婚だ!!」と騒ぎ出した日から別居をするまでの実に長い9カ月、どれだけ元夫に色々と理不尽な事を言われ続けたか・・・あまりにも辛かったので記憶に残らないのか、思い出すことがありません。

精神的にものすごく辛い時に、様々な決め事にどう手を付けていいか呆然としてしまいますね。私の場合は元夫が、私の心の整理のために少しは待っている姿勢でしたが、それでも日々色々と理不尽なことを言われ続けて、精神的に疲弊していきました。

だけど、私は子供の事を守るために必死で取り繕って、そればかり考えていたら身も体も持たないと思ったので、日々の生活はしっかり送る、精神的に発散する場所と時間を確保しました。

あの時は精神的なショックがあまりに大きかったので、先ずは身体の事を最優先にしようと人間の本能で思ったんです。

  • カウンセリングを毎週受ける
  • バランスの良い食事をする
  • 睡眠時間をちゃんと取る
  • 時間と場所を決めてワーワー泣く
  • 毎日30分~一時間の軽い運動(ヨガやハイキング)
  • 楽器を弾くことで感情を出す(悲しさで涙があふれてきました)

これを大体半年くらい続けたでしょうか。
気が付いたら毎日泣く時間が少しずつ少なくなり、睡眠時間も少しずつ戻っていき胸の痛みも徐々に消えていきました。

生きていくための手続きとは別に心のケアは絶対に大切なので、毎日、時間を決めて思いっきり泣いたりわめいたりする時間と場所を確保します。私は会社帰りの車の中と、子供たちが寝静まった後の一時間と決めていました。(苦笑)

カウンセリングも3人当たって最終的にすごくいいカウンセラーに当たったのですが、彼は、たとえば音楽をガンガンかけて高ぶる気持ちを発散したり、楽器を弾きながら感情が溢れ出てくることをやったり、っていうこともやってみたらと言われました。実際にやってみたら結果的にすっきりして驚きました。

今となってはすっかり冷静というか、会っても会話はせず、事務的な連絡しかしないのでぶつかることがなくなり、あの時の元夫の怒り狂った感情はとりあえず表面に出てくることは無くなりました。そういった面では私の精神状態はとても安定しました。

まとめ

いかがでしたか?アメリカの離婚手続きについて一通りまとめてみました。離婚というのはこれほどエネルギーを使うものなのかと身を持って知った私ですが、手探り状態で何とか一つ一つの難題を乗り越え、全てが終わった時は本当にホッとしました。

形が付いたとはいえ、それでも突然悲しみの感情がどっと押し寄せてくることはたまにあるし、どうして私たちが離婚することになってしまったんだろうと、今でも日々思ったりもします。

一生を誓った相手ですから当然その傷が癒えるのは何年も掛かります。それでも少しずつ、自分にとって楽しいことが増えてきたり、新しい目標が出来てきたりして確実にまた前進して生きています。

人の人生って色々な局面を経て過ぎていくものなのですね。この辛い経験は決してあなたにとって無駄になりませんよ。今が大変な時でも必ずまた元気になれる時が訪れますから!