私は14年間の結婚生活をアメリカで送っていましたが、昨年突然元夫に「離婚したい!」と言われ、あれよあれよという間に離婚手続きをすることになりました。

あの宣告を受けた時の衝撃と言ったら、それはまるで頭をハンマーで殴られたような感覚でした。(><) その直後にサササァっと血の気が引いていく音が耳の後ろから聞こえて。。。その瞬間から私の苦難の離婚手続きが始まったのです。そう私自身信じて疑ってなかったのですが、その後色々な人の離婚体験談を聞くと、中にはもっと悲惨な状況の人もいるので離婚ケースは実に様々だし大変さは人それぞれなんだと思います。

ただ一つ共通して言えることは、一生添い遂げる約束をしたパートナーとの離婚は、世界中の誰にとっても人生で最も辛い経験の一つだということ。だから夫婦問題は早めに察知して、夫婦でマリッジカウンセリングを受けて、とにかく関係を修復する努力をしましょう。私は結婚中はカウンセリングを受けるという頭が全くない典型的な日本人でした。それをやっていたら良かったなと、後悔しても時すでに遅し。

やるだけのことをやったらもうどうしようもないと自分も納得できますよ! 離婚するとなったらあとは、新しい人生をよりよく送るためにどうしたら良いかという方向に頭をシフトしましょう。もちろん気持ちは行ったり来たりをしばらくの期間繰り返しますよ。それは当然のこと。だから少しずつ少しずつ前進していれば良いんです。

しんどいけれど離婚後の人生の明暗を決めると言っても過言ではないですから、法的な手続きはしっかりを目を見開いて頭を使って立ち向かわないといけません。 感情を入れずに淡々とビジネスの取引だと思って進めます。

では先ずは具体的に離婚する手順を見て行きましょう。

アメリカで国際結婚して離婚した私。その手続きとは?

実際に離婚するとなったら一体どういった手続きが待ち構えているんでしょうか。アメリカでは州によって法律が異なりますが、私はカリフォルニア州の法律のもと離婚申請を行いました。

ご自身にとって必要となる具体的なアドバイスは必ず専門家へご相談下さい。

離婚手続きは、以下が大まかな流れです。

1.自分の身と子供の身を守る

これは極端なケースですが、実際に結構あります。夫によるドメスティックバイオレンス(DV)の被害に遭っている場合は、あなた自身と子供の身の安全を確保することが最優先です。

子供を連れていきなり家を出ると後で不利になる場合があるので、先ずは弁護士にどういう行動を取るべきか相談しましょう。
相手があなたが何か調べていると分かるとどんな行動を取るか分かりませんのでくれぐれも相手の分からないように慎重に行いましょう。

2.居住先で離婚の申し立てができるか確認する

カリフォルニア州の場合ですが、離婚申し立てをする側か相手方のどちらかが州に6カ月以上居住していて、その離婚申請をする郡に3カ月以上居住していることが条件です。

3.離婚の手順に必要な書類を集める

必要な書類のコピーを取りましょう。夫婦それぞれの給与明細、銀行口座明細、住宅や自動車ローン明細、不動産情報、保険関係の書類、リタイアメント関係の書類、タックスリターン、公共料金明細、などに加え、相手のソーシャルセキュリティー番号と運転免許証の番号をひかえましょう。

4.離婚協議中の一時的な養育費・慰謝料が必要かどうか判断する

カリフォルニア州の場合ですが、離婚協議は最低でも6カ月、通常は1年前後掛かるもの。その間に相手から養育費・慰謝料の必要がある場合は、手続きが別途あります。

5.どの形で離婚申し立てをするか決める

カリフォルニア州では「簡易離婚(Summary Dissolution of Marriage)」というものがあって、以下のような条件を全て満たしている必要があります。

結婚期間が5年以下
子供がいない
不動産を所有していない
2人の負債額が$6,000以下
2人の共同財産が$38,000以下
いずれも相手方に慰謝料を要求しない
お互いに離婚の条件に合意している

簡易離婚が出来ない場合は通常の離婚手続きとなり、離婚の申し立てをする州のウェブサイトなどから必要な書類を調べます。本人か代理人の弁護士が裁判所にPetition(嘆願書)を手続き費と共に提出します。相手に対しては召喚状が発行され、相手は期間内に裁判所へResponse(答弁書)を提出する義務が発生します。

協議離婚

離婚が成立する前に両者が離婚条件に合意する場合は裁判への出廷は必要なく、Marrital Settlement Agreement (離婚協議書)に両者がサインをして提出します。書類作成のための中立である弁護士を2人で雇いますが費用としては$2000代。それぞれが弁護士を雇わずに済むため今一番推奨されている方法です。

実際に私のケースもこれでした。Mediator(仲介役)の弁護士を雇って、離婚条件を話し合って最終的に合意することができました。実際はなかなかしんどいプロセスではありますが、全ての条件で勝とうとするのではなくて、最終的にここだけは譲れないという部分が守られたので合意することが出来ました。

やはり一旦弁護士を付けて戦うとなると、終わりのない戦いになって、最終的にはどちらも負けて勝つのは弁護士なんて言われますし。

紛争離婚

双方が離婚条件に合意できない場合は、それぞれが弁護士を雇って裁判所へ出廷し、裁判官が決断を下します。これは先ず弁護士費が膨大に掛かることと、協議の期間が長くなるほど精神的にも金銭的にも大変なストレスが掛かるものです。

判決

カリフォルニア州では相手側に召喚状が送付されてから裁判所が判決を出すまで6カ月掛かります。

アメリカで国際結婚後、離婚して辛いのは子供がいるから

以上が大まかな離婚手続きの流れとなりますが、こんなにたくさん決めることがあるの?!と思うことでしょう。 というか、離婚するとなると精神的にかなりこたえてしまって頭がまともに働かないということも当然ありますよね。

私自身も実際に手続きを始めるまでに3カ月を要しました。私の場合は自分が心の準備が出来ていないところにいきなり相手から離婚宣告を受けた側だったので、そこからドーンと谷底に落とされて這い上がってくるまでに相当時間が必要でした。。幸い(不幸中の)元夫は、離婚をそこまで急いでいるわけではなく”Let me know when you are ready(心の準備が出来たら教えて)”と言われていました。 毎晩ベッドで大粒の涙を流して、気持ちが高ぶってくると声を出して大泣きして、翌朝寝不足で会社に行っていました。

目が腫れている時はアイスノンを目に当てて冷やしてからお化粧をしたり。。日中オフィスで疲れて辛すぎるときは、自分の車に行ってこっそり30分くらい仮眠をとってしのんでいました。帰宅の道中、ほぼ毎日車の中で泣きながら運転していました。左胸がずっと痛くて、ストレス掛かってるなぁと思いつつもどうすることも出来ず、なるべく身体を無理して使わないようにしていました。

でも気分転換になると思って会社のヨガのクラスを取ったりしたけど、瞑想している時にまた泣けてきました。あ~、あの日々のことはあえて思い出さないようにしていましたが、こうして書いていたら本当に辛かった時のことを思い出して泣けてきます。。(><)とにかくものすごい大きさの悲しさで精神的に押しつぶされないように毎日毎日必死で。

親しくしている友人が幸い数名いたので、一人ずつに話して、この辛い期間随分と助けてもらいました。こういう時は遠くにいる日本の家族や友達にはなかなか電話連絡で話すということが出来ませんね。。。実際に会えないと話せないものです。いっぱい泣いて、カウンセラーにも何人か会ってから一人に絞って定期的に通うようになり。

幼い子供たちの前では無理して元気を装っていたので、それが一番こたえました。とにかく一日一日を生きることだけ考えていました。

そうこうしているうちに三カ月くらい経ってくると、「もういいじゃん。先に進もう」って自然と気持ちがなってくるのでした。腹をくくったとでも言うんでしょうか。過去にとらわれないで未来に向かおうとほんの少し思えるようになったのが、私の場合は大体3カ月目くらいでした。頭のどこかで冷静に判断しなくてはいけないと思っていました。特に子供がいると、子供の幸せを最優先にして考えなくてはいけませんから、全ての判断はそれをベースに考えました。

相手を恨む気持ちが膨らんできそうになったら、自分の気持ちを認めて、被害が出ない形で発散する術を学んだり。車の中で音楽ガンガン掛けて大声で一人叫ぶ、とかね。。。(汗)

ちょっと話が反れてしまいましたが、手続き自体は協議離婚。Mediator(仲介役)の弁護士一人を二人で雇って、条件一つ一つを共にレビューして最終的に合意しました。 ただその弁護士に最初にコンタクトしてから、離婚条件にようやく合意できるまで掛かった期間は実に半年! というのも私たちの場合は小さい子供が二人いたり、不動産を所有していたり、勤続年数が長くて積み立ててきた年金があったりと結構面倒くさいケースだったからです。 その協議期間が一番シンドかった~。元夫が新たに住む場所を決めるためにしばらく家にまだ居たので、家庭内別居の状態でした。その期間実に9カ月。敵と同じ屋根の下に住んでいる事自体が異常な状況ですよね。。

でも現実的に、逃げ込めるような身内が側に住んでいなかったり、家賃がとても高い地域だから適当なアパートがなかなか見つからなかったりして、無駄にお金を掛けないようにしようと思うと、それが一番色んな意味で被害を最小限にする方法だったんです。

アメリカで国際結婚、そして離婚することのまとめ

離婚手続きは各国、その地域によって違いますので離婚申請をする国と地域の法律についてはきちんと調べて、必ず法律の専門家に相談しましょう。

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渦中にいるときはとても大変ですが、必ずその嵐は過ぎ去って、必ずあなたが落ち着いた生活を送ることができるようになりますから大丈夫ですよ!