イギリス人の彼との出会い

私は現在43歳で在宅の仕事をしています。

20代の頃にイギリス人の男性と1年ぐらい交際していました。

彼と出会ったのは、私が働いていたパン屋さんに、彼が来店したのがキッカケでした。
日本文化に憧れているらしく、あんパンが特に好きだそうです。

店に来る度にあまりにもあんパンを買っていくので、気になって質問した事がキッカケで会話をするようになりました。
何度か来店していて、その度にパンの事を質問されていて、次第に店の外でも会うようになりました。

流暢とはあまり言えないカタコトの日本語と、私も決して上手くはない英語でなんとか会話は成立しました。

そして、ある日。

真っ赤なバラの花を一輪差し出されて、私は彼から告白されました。
ですが、正直戸惑いました。
海外の人と接する機会がほとんどありませんでしたし、言葉も完全に通じている訳ではありません。

交際しても良いのかどうか迷いましたが、彼の熱意に負けて、交際をする事になりました。

スッと高い鼻筋に、堀の深い顔立ちの彼は、歩いているだけでかなり目立つみたいで、一緒に歩いているだけでもかなり振り向かれました。

そして、やはり日本の男性とは違うと思ったのは、そのエスコートの仕方です。

食事に行っても、居酒屋に行っても、ドアは先に開けてくれるし、椅子は引いてくれるし、メニューやおしぼりをサッと出してくれたり、満員のバスに乗ったら、まるで私をガードするように立っていてくれたりとまさに自分がお姫様になった気分でした。

イギリス人の彼のプロポーズを断った理由

ですが、ちょっと嫌だったのが、あまりにもベタベタされる事でした。

レストランで料理が来るのを待つ間も、手を握られていたり、友人達と遊んでいても、彼が私にベッタリとくっついていて、友人達にも呆れられてしまいました。

私だって、ベタベタされるのは嫌いという訳ではないのですが、出来ればもう少し距離があった方が良かったかなと思いました。

結局、彼は1年たってイギリスに帰る事になってしまいました。

一緒に来て欲しいとプロポーズまでされたのですが、英語が得意ではない私にとって日本を離れる事はすごく不安でしたし、彼との関係も少し悩んでいた頃でもあるので、断る事にしました。

ですが、その後で日本人の男性と交際したら何となく物足りなさを感じたのも事実です。

やはり、ドアをさりげなく開けてもらったり、さりげなく椅子を引いてくれるという事が記憶に残っているせいか、日本人の男性に対して何でしてくれないんだろうと疑問に思ってしまうんです。